重要事項 暗記用合言葉
タクシー運転手のための重要な規則と覚えやすい合言葉をまとめました。これらの情報を暗記することで、タクシー事業に関する重要な規制や手続きを簡単に思い出すことができます。
事故と記録に関する重要事項
事故は3年、記録は1年
事故に関する情報は3年間保管し、その他の記録は1年間保管する必要があります。
点検整備記録簿は、記載の日から1年
車両の点検整備記録簿は、記載した日から1年間保管しなければなりません。
重大事故報告は、30日以内
重大な事故が発生した場合、30日以内に報告する必要があります。
速報に該当する重大事故時は24時間以内できる限り速やかに
特に緊急を要する事故の場合、24時間以内にできるだけ早く報告しなければなりません。
運送約款と事業計画に関する重要事項
運送約款の3要素
運送約款は、
運賃・料金・責任
の3つの要素から構成されています。これらは運送事業の基本的な枠組みを定めるものです。
事業計画の重要点
事業計画では、
営業所と車庫
が重要な要素となります。これらは事業の運営基盤を形成する重要な施設です。
認可が必要な変更事項
運賃・料金・事業計画の変更・運送約款・相続・譲渡譲受
には認可が必要です。ただし、公定幅運賃は届出制となっています。
事業計画変更の届出に関する重要事項
1
事前届出
配置する自動車の数を変更する場合は、事前に届出が必要です。
2
事後届出
営業所の名称・位置を変更した場合は、事後に届出を行います。
3
影響が小さい料金の届出(事前)
時間・車両指定配車料金やサービス指定予約料金などの影響が小さい料金変更は、事前に届出が必要です。
4
休廃止の届出
休廃止の届出は、30日前までに行う必要があります。これは2016年12月20日より事後から事前に変更されました。
各種届出と申請の期限
車両法の届出
15日以内に行う必要があります。
相続認可
60日以内に申請しなければなりません。
事業報告書
1月から12月までの期間について、100日以内に報告する必要があります。
輸送実績報告書
4月から翌年3月までの期間について、5月31日までに報告しなければなりません。
運賃と料金に関する重要事項
運賃の種類
・距離制(時間距離併用)運賃
・時間制運賃
・定額運賃
・事前確定運賃
料金の種類
・待料金
・迎車回送料金
・サービス指定予約料金
・その他の料金
運賃原価の構成
営業費 + 営業外費用
+ 適正利潤
実車率の計算
実車率 = 実車キロ ÷ 走行キロ × 100
車両と保険に関する重要事項
1
車両の表示
自動車内の掲示:氏名・名称・登録番号 自動車外の表示:氏名・名称・記号等
2
警告反射板の視認距離
警告反射板のみ夜間150m、他は200mの距離から視認できる必要
3
危険物の運搬制限
花火100g、マッチ500gまでは運搬可
4
任意保険の最低補償額
対人賠償:8000万円以上 対物賠償:200万円以上
その他の重要事項
1
2
3
4
1
高齢者診断
65歳以上の運転手が対象
2
許可の取消し等
許可の取消し及び最大6月以内の期間で事業の停止等
3
欠格事由
1年以上の懲役、執行後5年経過していない者の許可は不可
4
例外なし条文
運賃・料金割戻し、名義利用・事業の貸渡し等が該当
これらの重要事項を理解し、遵守することで、タクシー事業を適切に運営することができます。常に最新の規制や手続きを確認し、安全で信頼性の高いサービスを提供しましょう。
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